りた



本日は、大阪に本社をかまえる、川村義肢&パシフィックサプライ株式会社の川村社長の訪問でした。

700名ほどの社員を抱える、福祉用具会社としては、国内大手。

そんな大会社のトップは、すれ違う人すべてに、元気な挨拶を欠かさない、気さくな人柄。

いま、就労支援の取り組みも応援しているらしく、いろいろな現場を視察しているとのことでした。



院内を案内していると社長から「レンタル制度についてどう思います?」と質問に。。

現在、福祉用具の制度は大きく変わろうとしているのをご存知ですか?

一部、補装具にレンタル制度が導入させるようです。



特に病態が刻々と変化し個々への道具の適合が必要となる神経筋の筋ジスやSMAにとって、レンタル制度はあまり合わないものかと個人的に思っていました。

「うちは以前より、制度利用の前に、デモ機を事前に導入して、ちゃんと、利用者が使えることを試せる取り組みをしている。今回のレンタル制度というのは、ちゃんと使える仕組みの導入なんです。」と。



確かに、筋ジスのみんなをみていると、ちゃんと使えるかどうかは、実際に試すまで、モノと人の適合がないとわからないもんなー。

「以前、うちの会社のその取り組みを話したたところ、高く評価してくれた人がいたが、一社だけでやっていてはだめ。すべての会社が足並みがそろわなければ、すべての製品でそうならなければ選択肢が狭くなると言われたことがある。だから、今は国と仕組みづくりを一緒に考えている。」



エンドユーザーである利用者の生活を見据えた、福祉用具というモノをきっかけとした。支援・

「だから、いまは、就労支援なんですと。」



あー。規模がすごいなー。川村社長の話に惹きこまれました。



八雲では、いろんな人の作業風景をみてもらいました。そんな中、「なべちゃんと」一緒に会談。

「なべちゃん」からは、福祉用具と自分。そして、いまは、同じ悩みを抱える、多くの筋ジスの仲間に「こんなことができるよ」と情報を発信していくことを自分の課題としていると紹介。

すると。。。

そんな話をきいた社長は、「りた!」

「りた?」

そう「利他」

自分のために行う事柄は続かないが、誰かのためにしていることは、続く。



この会社も、「りた」が根源にあるのだろう。形式や対面にこだわらないで、利用者の方向を向いていなければ、これまでの慣習も、即決でとりやめ。

姿勢をただす。

あー。これが、組織のありようなのだ。

そんな感じをいただいた。出会いでした。

最後は記念に写真を。



人の出会いっておもしろいですね。(*´∀`*)

訪問 2016-03-05 16:44 この記事のURL1


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