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ザ・スイッチ-FILE02

通常スイッチの適合は、残存機能の評価から始まります。しかし、ただ動けばよい、動きの幅がよいところが一番とは限りません。顔よりも手がよいと、やはり道具を操作するのは手がよいと感じているかたも多いのです。
彼もそんな一人です。

彼は右手の親指がどうやら動かしやすいようです。しかし、親指と手掌面の間が狭く、押しボタン型のスイッチ(スペックスイッチやマイクロスイッチなど)が入りづらくうまくいきません。

そこで、センサー技術を利用した市販スイッチを使うことにしました。候補は次の3つ。
1.ポイントタッチスイッチ
ファイル 331-1.jpg
2.ファイバースイッチ
ファイル 331-3.jpg
3.PPSスイッチ
ファイル 331-2.jpg

どのスイッチも軽い力で操作ができるのですが、どれも長所と短所があります。1と2のスイッチは、任意の位置に動かすことでスイッチに入る仕組みに対して、3のPPSスイッチは、変化量をみています。すまわち、設置が容易で、押しっぱなしにもなりにくい点が優れています。しかし、1ショット出力になるので、スイッチを長押しすることができません。

彼はワンキーマウスユーザーですので、スイッチの長押しが必要です。PPSスイッチを利用するには、制御装置の工夫をしなくてはなりません。

スイッチの適合では、そのあたりを考えていく必要があります。
その後

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