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ひらけごまへの質問 No.2

Q.電動車いすのコントローラーの操作がおぼつかなくなってきている方たちが、かなりいまして、良く相談を受けるのですが解決することが出来なくいつも悩んでいました。
よかったら「きのこのこ」の作り方を教えていただけないでしょうか?
少しでもみんなの役に立てればと思い、相談しました。よろしくお願いします。

A.メーカーのオプションを利用することをおすすめします。
ファイル 435-2.jpg
車いすで使われているジョイスティックコントローラの多くが、可変抵抗を2つ組み合わせた構造になっています。
図は、10KΩ(MC16(スズキ))のモノが使われています。

『きのこのこ』は、ソニー製PLAYSTATION2のアナログコントローラの部品を流用したものです。この部品は、アルプス製のジョイスティックですが、抵抗値が同じで流用が可能です。
ファイル 435-1.jpg ファイル 435-3.jpg
配線は、3本。左右が電源ライン(+-)で真ん中が信号線です。

コメント一覧

kai 2009年12月16日(水)13時00分 編集・削除

はじめまして。
私は筋ジスの高校生の介助をしています。
最近は手も動かしにくくなってきたようで電動車椅子をうまく扱えなくなってきています。
そこでミニジョイスティックなら使えそうなんですが、どのようにしたら取り替えれるのでしょうか?メーカーに問い合わせをしたらいいのでしょうか?
ちなみにYAMAHAの車椅子を使っています。

ドラえもんOT Eメール URL 2009年12月16日(水)23時52分 編集・削除

kaiさん。はじめまして。
YAMAHAではミニジョイスティックを扱っていないようです。車椅子の業者さんで、改造をしてくれる所もあるようですが、現在簡易型電動車いすを利用していて、操作も困難とのことですと、姿勢が気になります。
http://koresupe33.dtdns.net/corenews/diary.cgi?no=562
このように、この時期になると車椅子そのものが、脊柱の変形を助長してしまうことになるからです。
一度、かかりつけの専門病院へご相談されることをおすすめします。
どうしても、簡易電動型車いすという選択肢であれば、ジョイスティックコントローラが変更できる車種はいくつかありますが、今仙技術研究所のデイリーパルという製品もあります。

kai 2009年12月24日(木)13時42分 編集・削除

ご返答ありがとうございます。
保護者の方がそこまで関心がないみたいで、今年新しく作り替えたんですが、細かく調整してないようで、使いにくいところが多々あります。乗り始めて1ヶ月くらい経ってみて本人が使いにくいみたいだから1回専門家に調整してもらってはどうかと親に言いましたが。時間がないと行ってくれませんでした。それから何度も頼んでみましたが、お金や時間がかかる等ということを理由に行ってくれません。
今は1時間にベルトを締め直し、リクライニング等々それぞれ4,5回くらいずつ行っていますが、これは少ないですか?多いですか?
最近は寒くなってきてジョイスティックも動かしにくいと言うので修理に支障ない程度に自作でレバー部だけ作ってみたりしましたが、もとのよりはやりやすくなったらしいですがミニジョイスティックでないと無理なような気がしているところです。
かかりつけの専門病院には年に1回しか行ってないので行くか分かりませんが言ってみます。
長くなってすみません。

ドラえもんOT Eメール URL 2009年12月25日(金)01時49分 編集・削除

kaiさん、ご連絡ありがとうございます。
1時間で4~5回が多いかどうかですが、痛みなのかしびれなのか?疲れなのか?それとも呼吸・心不全によることもあるので、車いすの調整だけで解決とはなりません。車いすの操作性を改善させたいところですが、 もしかすると、そのことは、問題の一局面にしか過ぎず、かえってマイナスになる場合があります。
 やはり、デュシェンヌ型筋ジストロフィーでは、トータルケアが欠かせないのです。まずは、ご本人・ご家族・学校・病院を結びつけることが必要だと思います。

ご家族のお話がありましたが、一支援者だけでは、問題は解決しません。ご本人だけでなく、家族も含めたケアサポート体制が、必須だからです。
12月にDMDのベスト・プラクティス・ケアの国際コンセンサス・ガイドラインがでましたのでご参考ください。

また、2009年に Facilitating family adjustment to a diagnosis of Duchenne muscular dystrophy
という文献が、出ました。
イギリスとオランダと米国の患者会と医師らが、マイアミで行ったカンファレンスのまとめです。

下記で閲覧できます。
http://www.parentprojectmd.org/site/DocServer/FamilyAdjustment.pdf?docID=8061

家族ごとにコーディネーターを診断後から(何十年のケアにおいて)付けるようにすべきとされ、その人は相当な医学的知識が必要で、ナースなどが望まれるとされています。また、診断後から継続的な心理サポートには、ソーシャルワーカー、心理士、トレーニングされたナースなど、とも書かれています。

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