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まい・エピソード: 九死に一生

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ハプニングといえば、家のお風呂でおぼれたことがあった。
小学6年のころの話。お風呂では、いつも手すりにつかまって湯船に入っていた。
身体を浮かしながら遊んでいると、おしりが急に浮いてきて戻らなくなった。。
「う。。息が。。できない。。」
顔がお湯につかってしまった。。

口と鼻が沈んでいる深さは、ちょうど1センチくらい。
とっさに、お風呂の水を飲んだ。
お湯を飲んだら水かさが下がると思ったからだ。
「・・・・だめだーーー」子供の浅知恵だった。
そんなことで、お湯が少なくなることはない。。

(そうだ。。栓を抜けばいいいんだ)
幸い水中だったので、身体は自由に動けた!
ゴゴゴと音を立てながら、湯船のお湯が少なくなっているのはわかったが、いっこうに、体は浮いてこない。それどころか、水かさと一緒に、身体も一緒に沈んでいく。。

どうやら、お湯がすべてなくならないと、顔はお湯から出られない。。。。
(パニックになった。。死ぬ。。。。。)
それまでの出来事が走馬燈のようにフラッシュバックしてきた。。。
(このまま死ぬわけにはいかない!)
ふと、我に返り、(仰向けになればいいんじゃないか)
必死に、身体を動かした。。。
そのとき。”ガラーっ”と、お風呂場をのぞきに来た母さんがいた。
(助かった。。。)
「おーーーい。何してるの?」冷静な感じで、声をかけられたのが聞こえた。。
「どっかいっちゃうよー。。(笑)」
必死に、横を向いた僕の表情をみてか、まずいと思い、助け上げてくれた。
「おしりがぷかぷか浮いているから、遊んでいると思ったよ~。あーびっくりした~」

こうして、僕の人生の中で1・2位を争う出来事の幕が閉じた。
それからしばらくは、おぼれる夢をみた。今でも、水に顔をつけるのは苦手である。

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