みなさん先週は、ほんとお疲れ様でした。参加されたPTOTの先生方も、きっといろいろな印象をもったのだと思いますよ。(^_-)
でも、発表しただけでは、次に繋がりませんよね。そこで、この勉強会を通して、在校生に自分の伝えたかったことを話していきませんか?
今回は、その一回目
「わたしはこれで変わった!!おさむの手動車いす→電動車いすへの気持ちの変化」です。
車いすチームの発表は、東京大学先端科学技術センター中邑研究室がまとめた「支援機器利用効果の科学的根拠算出に関する研究」で、筋ジストロフィー患者の感じている移動の効力感を、自分のエピソードと照らし合わせて解釈するものでした。
発表資料はこちらファイル 325-3.pdf
学生の「がっきー」くん。先輩の発表を聞いて。。。「うーん。なんとなく・・(^^;)
やはり、最後のスライドにある、僕らにとって手動車いすと電動車いすは同じ乗り物ではなく、質の違う福祉機器かもしれないという点が伝わりにくかったようです。
みなさんは、おしゃれをしていますか?
筋ジスの彼らに聞くと、今では介助で手伝ってもらっているけど、なるべく自分で着れるように頑張っていたそうです。
???なぜ、がんばっていたのでしょう????彼らの一人からは、「うーーん。筋力低下を防ぐためです。」と
家庭科の先生によると、服の目的は「保護」。暑さや寒さ、外的な刺激に対してですね。または社交です。筋力低下の目的はないんですよね。
みんなが着ている今の服装も、おしゃれとはほど遠く、動きやすさや着せやすさを主な目的としていますが、今の授業は体育でもないのに、何故ジャージなのか?
これと同じように、手動車いすも同じ意味あいで、「訓練目的」の要素が大きいのではないだろうか?だから、移動して、どこかにでかけるという本来の目的からはほど遠く、僕らの満足度も低かったのではと感じたようです。
4歳の子供を持つ近所のお母さんから次ぎのような質問をされました。みなさんならどう答えますか?
「最近病院でうちの息子が筋ジストロフィーだと診断されました。車いすを使わなくてはならないと言われたのですが、不安です。いつ導入したらよいですか?」
勉強会参加者一同が、頭を悩ましていました。(^_^;)
誰もが、相談員になる可能性があるからです。
歩けるうちは、頑張って。転倒の危険性があるので手動車いす。こぐのが難しくなった電動車いすにしてはいかがでしょうか?というのは、もっとも一般論です。
果たして、手動車いすは僕らにとって必要なのか?
今回の車いすチームの発表はそうした、障害そのものの価値観に束縛された考え方と向き合わなくてはなりません。
もしかして、私たちは知らず知らずのうちに、がんばる人たちと、レッテルを貼り付けていたのではないか?
この取り組みは、今後も続きます。
次の世代へ自分たちが感じた何を伝えていくのか?
新しいコレスペの就労の形のようです。m(_ _)m