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コレスペハローワーク番外編「私の職業です!」

皆さんは理学療法士(PT)という職業を知っていますか?僕たちの訓練を行ってくれる人達です。今回は「好きなタイプはビールのようなコクとキレ」と話す、理学療法士である『ゆうき先生』に理学療法士について尋ねてみました。

どうして理学療法士になろうと思ったんですか?
ファイル 304-1.jpg「うーんとね。私が高校一年生のときかな。担任の先生が紹介してくれてね。最初から人が見える仕事がしたいと思っていたんだよねそれと、ずばり一人で暮らせるぐらいのお金を稼ぎたかった!(笑)理学療法士のことを調べて、一番始めに見た本が小児リハビリの本!・・・だから、正直言ってどんなことをするのか深く考える間もなく理想と想像だけで決めちゃった。そして通った学校は家から通える専門学校。近いのが一番!」

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理学療法士になるとき苦労したことは?
「理学療法士になる前か~。凄く勉強が難しかったなぁ。。。どうしても最初は基礎知識からだから、人も見えないし、全然楽しくなかったよ。ホントは正直嫌だなって思って、魅力を感じなくなったときもあるけど。でもね!初めての一週間の実習で実際に現場で働いている、生の理学療法士の先生を見てモチベーションが上がったのさぁ。三年生の冬にね、初めての一人暮らし&実習でとっても辛かったな・・・。その時に、自分でどの部分が分かってないから患者さんに対して適切な治療が出来てないのかが分からなかったんだ。その後の実習はね、教科書通りのことをする場所で、それに疑問を感じたんだ。そんでね、就職。最初は戸惑ったよ。関わり方が分からなかったんだ。」

理学療法士になって嬉しかったことはなんですか?
「自分が積極的に病院外の研修会に参加しみると、色んな所に仲間が居るってことが分かったのが嬉しいな。仲間が居て患者さんのために考えたり出来るのは凄いことだと思うよ。そんな環境にいられることかな。」

職業に付いてみて辛かったことはなんですか?
「理学療法士になって最初の頃は、自分で自分にプレッシャーを掛けていたんだ。『もう学生じゃない』って。でも、色々分からなくて、そうやって分からないことがあるのが不安だった・・・。でね、分からないところに手を付けてみるんだけど、結局中途半端になっちゃって、その状態で患者さんを見ることが不安だった。でもまだその頃は積極的だったなぁ。あとはねー。2年目の最後から3年目になるときにもの凄く不安に思ってたんだ。流石に3年目になると、責任感が出てくるじゃない? その役割に対して自分が出来ているのかなぁと不安になってたの。凄く消極的で、自分が見るより他の人が見た方が良いんじゃないか。っていう不安がある中で患者さんを見るのが嫌だった。」

どうやってそこを乗り切ったんですか?
「いろんな先生とかに話を聞いてもらって助けて貰ったなぁ。それが解決の方法かな。それとね!私単純だから、分からないことが分かり始めてきたときに結果が出ると元気になるな!。あとは患者さん達の成長とか変化を見て何とか乗り切っている気もするね(笑)。」

仕事に就いて3年経ちましたが、自分自身、何か変化したことはありますか?
「色んな人に関わったり、勉強会に行ったり、先輩・患者さん・家族。色んな人やモノを見ることによって自分の中の引き出しが増えたかな。その引き出しを上手に活用できるように、変化していきたいと思います。「変化しなきゃならないところ」と「変わらない姿勢で居ること」を学んだと思います。色んなモノの見方をするようになって、視点が広がったな。」

最後に先生にとって理学療法士とは何ですか?
「私の職業です。元々人の近くで関わる仕事をしたかったから、願ったり叶ったりだね。私が思ってた以上に、日々精進の生活だなぁ。なんやかんや辛いって思うときもあるけどずっと理学療法士を続けると思う。何をしても自分の視点が理学療法士になっているな。やっぱり私の職業だと思う。」

編集後記
 僕は今回2回目の取材でした。2回目のくせに生意気ですが、こうやって取材していると取材している人の考え方が、少しだけど分かるのでとても楽しいです。人と関わるのはインタビューも同じです。その人の表情とか話し方とか見てると、「あー触れ合ってるなぁ」って感じがするんです(笑)。ゆうき先生が最後の質問で、「私の職業」って言い切ったときが凄く格好良かったです。自分を持ってる人だ、と思いました。
ゆうき先生、ありがとうございました!

by よなっち

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