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福祉機器開発人材養成講座 第1回目

本日より表題にある、なが~い仮タイトルの講座がはじまりました。

障害を持つから、よい提案や、よいものが作れるわけではない。いろいろな情報を整理し伝えられる能力が必要です。
簡単に言ってしまえば、自分がこうだから。。自分では使いにくい。ってな感じでは、よい製品には結びつきにくいってことですね。

メンバーは、今のところ3名。

本日のテーマは、「筋ジスの特徴です。」

まずは、自分たちの特徴を整理するところから始めました。

「筋力が落ちる」「呼吸の問題」「歩けなくなる・・」と、まずは、順調に話が出てきましたが。これと、福祉機器の話をどう結びつけて、提案という形にしていったらよいのだろうか?
次の展開が見つけられなかった面々。

そこで、歩けないというキーワードに、それぞれのエピソードを重ねてみました。

A:「僕は、9歳頃。椅子から落ちて、膝を骨折したことをきっかけに、歩かなくなった」
B:「僕も9歳。ベッドから落ちて、腕を骨折したことがきっかけに、安静にしていて歩けなくなった。」
C:「僕も、9歳。転びやすくなって、そのうち、歩かなくなった。」
D:「へー。僕も9歳。転びやすくなっていて、起こしてもらうことが多くなって、悪いなってことであるかなくなった。」

なんと、飛び入りの『むかい』くんを併せて、4名すべてが、9歳に歩けなくなっていたことに一同も、驚きでした。

自分だけの生い立ちだけでは、情報としては薄いですが、こうして数人も集まって情報を整理してみると立派なデーターになります。

もう一つ、「いつまで上着を自分で着ていた?」の質問では・・
A:「11歳くらい」
B:「もう、歩けなくなったころに、やってもらっていた。」
C:「9歳くらい」
D:「11歳くらい」

このように、歩けなくなる9歳頃、小学校4年生の頃には、上着も自分では困難になってくることがわかりました。
でも、ここで、一つ疑問。同じように、腕の力がなくなって、上着が難しくなったのですが、同じ、腕の動きを必要とする食事が、もっと後まで自分で食べることができるのは何故なんでしょうか?

それは、食事と更衣では、それぞれその活動で使われる筋肉に違いがあるからなんですね。上着では、肩の力がなければ、着替えることができません。でも、食事では、机の高さを調整するなりで、食べれてしまいます。そこが違うんですね。

この後、メンバーとは、医療分野で使われる、身体の用語を一緒に勉強しました。

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