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スイッチとは何ですか?

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「環境制御装置の産みの親」「スイッチの神様」と名高い、現在、早稲田大学 人間科学学術院 健康福祉科学科で教鞭をとられている畠山卓朗氏が八雲に来られました。

支援技術を通して、在校生活そして、卒業後にどのような世界を見つけられるのか。畠山さんの言葉一つ一つに卒業生はもちろんのこと職員もそれぞれの気づきを得たようです。

ここ八雲病院にとって畠山さんのこれまでの取り組みは、大きな励みになっていました。直接は知らなくても、1個のスイッチで操作ができるマウスや、南九州病院の筋ジス患者である轟木さんとの関わりを見聞きしながら、自分たちの姿と重ねていたといいます。

彼らに少なからず影響を与えるきっかけになったのが1995年NHKで放映された「わが分身たち」でした。そこでは、支援機器で、それまで重い障害をかかえ、やらないことが当たり前になっていた人の変化をドキュメントスタイルで表現した番組でした。
当時、身の回りの動作がほぼ介助に頼っていた「たけ」さんも大きく影響を受けた一人でした。たまたま夕食後にみたテレビで畠山氏と轟木さんとの関わりを知り「まだあきらめなくてもいいんだ」「できるところまでやってみよう」と随分と励まされたと言います。

来訪当日は、在校生・卒業生への授業をいれてもらいました。
生徒からは
・「先生にとってスイッチとはなんですか?」
・「スイッチを導入するうえで大切なことはなんですか」
・「いままでで難しかったスイッチは何ですか?」
と、畠山さん曰く、初めて受けた質問で大変驚かれていたようです。授業の中で、彼らへのメッセージは多々ありましたが、
「好奇心をもつこと」「達人になること」「気づき」がとても印象に残りました。

Assistive Technologyの世界:
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