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ヤマハ発動機㈱ IMカンパニーにおじゃましました。

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皆さんよくご存じの簡易電動車いす”ヤマハJWシリーズ”の組立て工場を見学し開発スタッフの方々とお話をして来ました。
場所は、静岡県浜松市。近くに山がなく広々とした平野部で冬でも雪は積もらないところです。
このIMカンパニーでは、JWシリーズの車いすの他に、産業ロボットや、携帯電話のような小さな基板に電子部品をのせるマウンター(表面実装機)と呼ばれる機械の製造を行っています。
その一角に簡易電動車いすの組み立て工場があります。工場の中には、大きな部品棚が所狭しと並べられ、注文に応じて一個一個丁寧に組み立てられていました。
この工場で働く皆さんが、みんなの車いすを作っているんですよー。ここから、全国・全世界へと、よく知っている車いすが出荷されていくんだなーって思うと、なんだか感無量。嬉しくなってしまいました。修学旅行によいコースなんじゃないかと思いました。(^o^)
工場のみなさま、お忙しいなかありがとうございました。
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JWシリーズが発売されたのが、1996年10月(1995年 神奈川・静岡先行限定発売)。それまで電動車いすといえば、”大きい””重い”というイメージがあり敬遠されてきたのですが、手動車いすと電動車いすの、ちょうど間の製品。かゆい背中に手が届く車いすの登場で、町中で電動車いすを見かけることも多くなったのではないでしょうか?ディズニーランドにいくと、JWユーザーを見かけることが多いのも一つ。あの広大な敷地を手動車いすで移動するのは大変ですものね。
JW1開発当初、ドイツのe-fixという車椅子をお手本に、”軽い””持ち運びが容易””操作性がよい”をコンセプトに地元の病院の協力を経て開発をしたそうです。養護学校で意外に需要が多かったのは販売開始後に知ったそうです。新しい簡易電動というジャンルを切り開き、新しいユーザーを取り込み続けるJWシリーズスタッフのみなさん。この簡易電動車いすのコンセプトを大切にしつつ、どこまでユーザーの期待に応えられるのか?現在の悩みはそこにあるようです。
今後とも楽しみな車椅子です。みなさん、これからも良い”作品”を楽しみに待ってます!!

コメント一覧

佐藤弘幸 2008年05月26日(月)00時12分 編集・削除

『ひらけごま』を先輩から教えてもらい、早速に開いて見ました。
私も知っている『ヤマハのJW』は養護学校などでよく見かけます。
色々な車椅子に取り付けてありますね。ホィールカバーも可愛いですよ。
記事の内容を読んで勉強になりました。・・・・なるほど。
※JWも重度障がい者仕様が有ると良いですね。

管理人 2008年05月26日(月)07時33分 編集・削除

佐藤さん、書き込みどうもです。
ホィールカバー可愛いですよね。ディズニーシリーズが人気なようです。
JWの重度障がい者対応ですが、簡易電動車いすの長所を残して、あえて棲み分けてもいいのではと思っています。どちらにせよ、いろいろな選択肢がほしいですよね。