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SHOMANの音楽講座 始まりの章

コレスペ作曲家SHOMANさんが、音楽講座を引き受けてくれることになりました。詳細は、コレスペホームページで随時紹介していくことになりますが、ここでは、出だしのみ紹介しますね。
こうご期待です!!
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1.作曲してみたいんだけど。
 作曲を始めたい、でも、何をしたらいいの?そもそも、自分に作曲の才能なんてあるのだろうか?そう思ってる人も少なくないと思います。僕もそんな風に思っていました。

 プロのミュージシャンなら頭に浮かんだメロディーを音にすれば良いのですが、凡人にはメロディー自体なかなか浮かばないし、浮かんだものを音にするのも一苦労です。ましてや、楽器もやったことがないという人にとっては、高いハードルです。でも、作る方法があります。

 楽器が弾けなくても、曲って作れるもんなの?という声が聞こえてきそうですが、そう思ったあなたに一言、「一体、今、何世紀だと思ってるんですか?」というのは冗談で、良い方法があります。正直これが無かったら、僕は曲作れません。なにかと言うと、DAWソフトという、PCで音楽制作を行うツールです。高いものだと10万円弱くらい、安いもので1~2万円くらい、無料でダウンロードできるものもあります。
 
 どういうソフトかというと、単純にいうと、楽譜にマウスで音符を貼り付けていき、再生ボタンを押すと今貼り付けた通りに演奏してくれるというものです。「ちょっ、ちょっと待った。楽譜なんて読めないけど?」と思った方、安心して下さい。現在出ているDAWソフトには、上記の様なものの他にピアノロールという機能が付いています(ちなみに、僕が使っているFLstudioというソフトには楽譜は無く、このピアノロールのみで曲を作っていきます)。

 このピアノロールとは、縦軸が音程、横軸が時間を表わしていて、棒のようなものを打ち込んでいきます。ペーパー式のオルゴールと同じ仕組みです。DAWソフトの場合、左端に鍵盤が縦に並んでるので、より分かりやすくなっています。

なかなかイメージできないかもしれないので、ネットで「DAWソフト」で検索してみて下さい。

あと必要なのは、スピーカーかイヤホン、当然のことながらPC(笑)。それと、「絶対に曲をつくってやる」という気持ちでしょうか。とりあえず、必要なものを準備しましょう。

2.どういう曲を作るか
 細かいことになると理論が必要なので、ここでは、大きく分けて2種類のタイプを紹介します。

 まずは、みなさんがよく耳にする一般的な音楽(ポップスやロックなど)。これは、イントロ(曲の最初に来る伴奏で、サビを持ってくる場合も多い。)があって。次にAメロ(メロディーの導入部で比較的落ち着いたパート)。次にBメロ(Aメロとは雰囲気が変わり、サビに向かって少しずつ盛り上がって行くパート)。そしてサビ(曲の一番盛り上がるパートで、曲の顔)。その後にCメロ(サビが終わり、一旦落ち着きながらも、次に繋がる感じのパート)、または間奏(Cメロの前後に置く場合も)。そして、2番や3番に入る(すぐにサビに行く場合も)。最後にアウトロ(曲の最後の伴奏)。というもの。BメロやCメロは無くても良し。

 もう一つはミニマル系(テクノやトランスに多い)。短いパターンを繰り返して行く音楽です。こっちの方が楽。

3.やっぱり難しそう
 作曲は高度なものを追求すれば難しいけれど、さほど難しいものではありません。まずは、単純な曲を作って行きましょう。意外と単純な方が良かったりします。

4.音楽制作の種類
 音楽制作と一言で言っても、色々と種類があります。大きく分けて二つ、一つはいわゆる作曲。自分でメロディーを考えていく物。もう一つは、ヒップホップなどで主流の作り方。どういうものかというと、サンプル(音楽素材集)を用いて、それを切ったり張ったりする方法です。この方法だと、ACIDというソフトをつかえば、指定したキー、テンポにサンプルが変換されるので、試聴して気に入ったサンプルをただ、貼っていけばいいのです。僕はまず、これから始めました。テクノ系には持ってこいです。

 この二つの方法を合わせて行うことも、現在のDAWソフトでは当たり前にできます。ただ、大抵はどちらかに比重を置いているので、ソフト選びは慎重に。サンプルで作る方をメインにやりたい。でも、自分で考えたメロディーなども入れたい。そういう人には、「ACID MUSIC STUDIO 7(14,500円)」か「ACID PRO 6(50,000円)」をお奨めします。安い方は高い方の機能限定版です。詳しくは、「HOOK UP」か「究曲.com」へ。ネット検索してみてください。

とりあえず、ここでは1から作曲する方法を教えて行きます。
 
5.作曲講座に入る前に
 僕が使っているDAWソフト「FL Studio」を使って講座を進めていくので、このソフトのデモ版をダウンロードしてください。http://www.hookup.co.jp/software/fl7/index.html このURLにアクセスして、右側にある「評価版のダウンロード」を押してください。70MBくらいあるので、ちょっと時間かかります。
 ダウンロードしたらインストールしましょう。「flstudio7」と書かれた箱のようなアインコンをクリック。セットアップ画面がでます。「Next」を押します。続いて「I Agree」を押します。続いて「Next」を押します。もう一度「Next」。フォルダを作る場所を指定し「Next」。VST(ソフトシンセの規格)のフォルダを指定して「Next」。最後に「Install」を押します。今書いた「」の順番で押せばOKでしょう。

 インストール中に画面が二つ出てきますが「Cancel」を押して下さい。セットアップ画面に二つゲージが出るので、待った方が無難ですが、下のゲージが落ち着いたら「Cancel」しても良い。最後に「Finishe」を押します。すぐにソフトが起動します。起動したら、英語で書いてある四角い画面が真ん中にあるので、右上の「×」を押します。これで使えるようになります。上の再生ボタンを押す(再生ボタン左のオレンジ色の光が「PAT」にして)とドラムがなります。あくまで、デモなので、保存はできません。

 さあ、準備OK。いよいよ作曲講座に移ります。

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