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福祉機器ってなあに?第6回勉強会

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今日の担当は『えとくん』。エレキット ロボットアームを紹介してもらいました。

この勉強会では、プレゼンテーションの練習を兼ねていますので、インターネットからのコピーアンドペーストでの情報だけではいただけません。
・なぜ、この製品を紹介したいと思ったのか?
・製品の特徴と自分の生活との関連などを視点にしてみる必要があります。

さて、今回の勉強会では、つくばの産業総合研究所の梶谷さんが遊びに来てくれました(^_^)v電動義手の専門家です。

ロボットアームと義手は何が違うの?と質問に、
梶谷『そうですねー。電動義手は以前は、手を追求していたところがあるのですが、それでは形になりません。ロボットアームも、義手も同じで、道具として何をするかの用途を具体的にして研究していますよ』

みなさんなら、ロボットアームに何をさせたいですか?

・机の上のものをとる
・かゆいところをかく

ここで視点を変えてみてください。
机の上のものをとる方法は、
1.はじめから近くに寄せておく
2.まごの手をつかう
3.とってもらう
などが考えられますが、このように何か一つのことをするにしてもいろんな選択肢が考えられます。

ロボットアームで何でもできるという視点では、逆に何をしたらよいかわからない状態を作ってしまいます。
使ってみてから考える視点もありますが、工業用製品のロボットアームのように、用途を明確にし、機能を限定することで効率のよい効果をだしています。
そうそう、セコムのマイスプーンも、そういう優れた機器の一つですね。

あってもよいが、なくてもよい。
機器の開発では、コンセプトが大切なのです。

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