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日本生理人類学会第3回ものづくり研究部会

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人間の特性に基づいた車いすづくり(2)~実践と研究の統合へ~
の研修会が、北海道大学保健科学研究院でありました。
講師は、北海道大学大学院保健科学研究の井上先生と八田先生、北海道立心身障害者総合相談所の西村重男先生。

生理人類学の視点からのものつくりの話でした。
Orphan(オーファン)という言葉をご存じですか?「みなしご」という意味のようです。海外では、200,000人以下の全体としては0.1%にみたない、小集団への支援が、実はさらに、多くの人々の利益につながる、として、orphan disease(希少疾患)へのorphan productの支援が行われているそうです。

人は多様性をもっていることが特徴ですが、それは、人の数だけデザインがあるというのではない。人の生理的多様性にみられる多型性をみていくことで、「common element(共通要素)」をみつけられないか。このコモンエレメンツこそ、おもしろいとのこと。

また、「Pulse」の事務用イスは、障害者が、人が座ることの、
「common element」を教えてくれたとして、彼らは、「exepert」であると。このようなプロジェクトが、障害を持つかたの能力が劣っている集団という、「ものさし」を変えていくのではと話されていたことが印象的でした。

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