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まい・エピソード: 一昔

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当時の病棟は、今の小学生と違って、ゲームやCDなどのあそび道具は一切禁止。
だから、学校にいかない時間は暇をもてあまし、いたずらや喧嘩が遊びのようなものだった。
例えば、僕が同じ部屋の子に命令して、コンセントに針金を押し込ませるいたずらをしたことがあった。
僕はしたたかなほうだと思う。
それでもちゃーんと危なくないように、ビニール巻いていたのだが、ビニールが溶けて、コンセントについてしまった。はがそうにもはがれない。案の定しばらくして、看護師さんにみつかった。
「なにこれ!」こっぴどくおこられた。当時は、何でも連帯責任。罰といっても、筋ジスだから立たされることはないんだけどね。
首謀者の僕以外のみんなも本日のおやつ抜きの罰。
でも、まだ話しの続きはあるんだ。
僕のいた部屋は8人部屋。ベッドはなく、畳で布団を敷いて寝起きしていた。
その日の夜。消灯してから、仲間と相談し、2~3人が、配膳室に置きっぱなしになっている、みんなのおやつをこっそりと職員の目を盗んでとりにいくことに。
しかし。。。一人が廊下で転んで、見つかってしまった。。。
それから、一週間のおやつぬきに。。。
当時の病棟はしょっちゅう、いたずらけんか、とっくみあいだった。
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僕らの喧嘩。。。はスローペース。ジャイアント馬場のチョップか?と思えるほど、スローモーションの動きのぱんち。だって、腕をちょっとづつ、頭の上までもちあげ、重力でふりさげるでしょ。
また、転んだら、膝からゆっくりと立ち上がって、また喧嘩。こんな感じだったんだ。
なんだろう。ある意味、筋ジスっていう病気だけど、普通の子と変わらなかった気がするなー。

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