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えとけん

東大中邑研の共同研究者の一員として活動をすすめる『えと』くん。

一緒にすすめてきた、毎週木曜日の東大中邑研と八雲をスカイプで結んでの新着ミーティングと、企業への情報収集も早、1年半。

彼は今独自に、「デュシェンヌ型筋ジストロフィーのキーボード入力の変遷について」をテーマに研究調査をしています。
(詳細の一部は学校祭コレスペミニコミ誌に掲載されています。)

本日は、これからの研究の方向性の話し合い。。
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今回の研究のもともとの目的って?
「えっ。。。えっっと。自分と同じ病気の人で、パソコンのキーボードが使いづらい人がどうしているのかを知るため。。。?」
続き
ほー。では、知ってどうするの?
「えっ。。。。えーーと。どんな方法があるのかを、今(キーボード)が使える人にでも、勧められるから。。」

それって、『えと』くんにどんな得があるの?
「えっえーーーー。。えーー。(~o~)」

うん。『えと』くんが、このキーボードの調査をしているときに、自分と同じようにキーボードまでの手が届く範囲がしにくくなって、棒を使った方法や、マウスを使った方法に変わってきたことを知って、『おもしろい』っていっていたよね。
それって、当たり前にしてきたことが、どんなことか、わかって、「おもしろい」って発言になったっていっていたよね。

「あー。そうだ(^O^)」

だね。わかる、理解できることがおもしろく感じるっていうのは、ものすごく、『知的』なことだと思うんだ。中邑研での活動は、客観的に自分のことを探求する手法を学ぶことも一つ。それとも、アルバイトが出来て、お金だけが、目的なの。

「いや、うーーん。違う」

うん。『えと』くんが今行っている研究は、普段、あたりまえすぎてなかなか感じられないこと。例えば、このパソコン。車椅子のリクライニング(ティルト)を倒してどう?見える?
ファイル 638-1.jpg
「うん。」
でも、見づらくない?
「あーー。」
体調によって、身体を起こしているとつらいことがあると思うんだ。そこで、身体を起こしたり倒したりしていると、なかなか活動に集中できない。
どうすればいい?
「モニタの画面の高さを調整すればいい」

だね。でも、今はそうやって考えられるけど、そのときになったら、感じるだろうか?
人ってね。道具に自分をあわせるのがうまい生き物なんだ。
だから、無理をしてしまうこともある。
『えと』くんが、この研究をすするのは、おもしろいと感じると同時に、自分が、「生きやすく」なる考えを知っていくことでもあるんだ。

「うーん」
今乗っている、車椅子、これから使えなくなるよね。
「うん。それ考えていた。」
どうするの?
「うーーん」
不安?
「えっ。うーーん。。かも」

『えと』くんが行う研究は、先の見通しがもてて、少しでも不安を軽減をするのに役立つと思うんだ。
「あーー。」
実際には、お礼は言われないかもしれないし、どこの誰が、『えと』くんの情報を頼りにするかわからない。でも、自分が必要だって思った情報は、きっと誰かの役に立っていると思うんだ。そうして、つながっていくと思うんだよね。

ということで、これから、この研究をどうするの?」
「えっ?」
中邑先生からの宿題ってわけじゃないんでしょ。
「うん。」
人に勧めたいのであれば、どこかで公開しなきゃね。
どう、HPでも立ち上げたら?名付けて「えとけん」
「あー」
ネーミングは?
「えーー。ちょっと。。。」

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