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人と道具とコミュニケーション

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 アテトーゼ型の脳性マヒの生徒を担当する高等部の先生と、パソコン操作について学習会を行いました。「パソコンを使っていろいろなおもしろさを伝えたい!!」先生の思いをひしひしと受け止めながら、興味を引き出したあと、どのような展開があるのかを話し合いました。ついつい、目の前にあるおもしろい道具があれば、まず使ってみようとの話になりやすいものです。そこから何を引き出して繋げていくのか?生徒の可能性を広げるには?緊張が強い生徒が携帯電話なんか使えるはずがない!!でもそうでしょうか?そう思っているだけかもしれません。先生とお話させていただくと、ちょっとした気づきがたくさんあることに驚かされます。
  重度な生徒の場合、ついつい手元のスイッチに眼がいってしまいます。でも、そのときの、姿勢と目線、手の動きはどうなっているのでしょう?今回は、担当の生徒がどのようなバランスの上でスイッチを使おうとしているのかを、身をもって感じてもらうことから始めました。こればかりは、実際体験してみなくてはわかりません。”手をちょっと伸ばす””手元をみる”など、ちょっとしたアクションで倒れそうになり、姿勢が刻一刻と変化しているものであることを感じてもらいました。「バランスを取るだけで精一杯!!周りの声が聞こえなくなる。見え方が制限される。こりゃ大変だ。」などいろいろ感想をいただきました。
C組の先生、遅くまでありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

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