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川原さんから感想をいただきました。

コレスペ取材のNHK函館放送局の川原さんより、取材を終えて感想をもらいました。
:::::::::感想:::::::::::
最近、社会的にもネットの使われ方が問題になっている中、八雲病院では、きちんと目的をもってインターネットを駆使していて、それがとても良いと感じました。
こんな風にネットが使われる社会がくるといいなと思います。

番組を終えての感想ですが・・・
コレスペのことは新聞記事やネットでしか見ていなかったので、一体どんな雰囲気なんだろうとドキドキしながら足を踏み入れたのを覚えています。第一印象は、作業療法室というより忙しい職場。みんなものすごい集中力でパソコンに向かっていました。後で知ったのですが、作業療法室に通っている方たちは、体力的に仕事ができるのは1日に2~3時間。その貴重な時間を有効に使いたいという気持ちが、あの集中力を生み出していたんですね。
時間の都合上、番組では紹介できませんでしたが、取材では病室での日常生活もみせていただきました。彼らは外に行きたくても自由に行けないのが現実です。一日の大半をベッドで過ごしている彼らにとって、コレスペは社会への窓口となっていることがよく分かりました。
さらに感動したのは、彼らが福祉機器のモニターなどの仕事を引き受けていることでした。「福祉機器を普段使っている自分たちにしかできない仕事」と積極的に外の社会に関わろうとしている姿には、私も勇気をもらいました。
病院から身体は外に出られなくても、社会に働きかけていく手段はいくらでもあるのだと気付かされました。今まで私は「どうせ私は○○だから、そんなことできない」と理由をつけ、挑戦もせずに諦めることが多々ありました。諦めるというより逃げているだけなんですが・・・。彼らに出会って、そんな自分が恥ずかしくなりました。彼らから教わった”前向きに生きる””決して諦めない”ことを大切に、私も自分の仕事そして人生に向き合っていきたいと思います。
 また、取材で出会った養護学校の高校生達も印象的でした。放課後のリハビリは部活のような熱気でした。年齢と共に身体が動かなくなっていく状況と向き合いながらも、高校生ならではの夢やパワーが彼らの全身から溢れていました。普通の高校生なのに、強く生きている分、私よりも大人に感じた面もあります。また彼らに会って色んな話をしてみたいです。
本当によい勉強になりました。ありがとうございました。

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