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コレスペ夏期講座二日目 卒業生活について

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『おさむ』講師の出番です。

みんなは、今何時に学校にいって、何時に帰ってくる?
卒業しちゃうと、学校にいっていた時間に、「なにをしたらよいのだろう」と悩む人が多いようです。

早速、参加者の「いっちーからの質問」。
Q.「卒業したら時間割がなくなってしまうけど、むずかしいのかな?」
A.「大丈夫。むずかしくないです」

みんなは、学校を卒業したら何をしてみたい?
 いっちー:「絵を描きたい。いっぱい描きたい。みんなにあげたい」
 おが  :「虫取りをしたい。昆虫博士になりたい。標本を作って、みせたい」

みんないいね。今、学校にいるときに、一緒にいる人ってだれだろう?
 いっちー:「もとき先生、マヨ先生、みずした先生」
 おが  :「あいざわ先生、すぎやま先生、こんの先生」

学校の先生は、みんなが、学校にきてくれるから、先生としての仕事ができる。つまり、役割があるんだよね。役割というのは、誰かに求められること。

例えば、「お母さんの役割は?」「お医者さんの役割は?」このように考えてみるとわかりやすいね。

学校を卒業してしまうと、みんなとの間の先生の役割がなくなってしまうんだ。

みんなも、学生という「役割」を失ってしまうことになるので、卒業してからの「役割」を探すのに、みんな苦労している。

でもねー。この役割って実は、難しくないんだよ。
例えば「いっちー」は、絵を描きたくて、絵をかけるよね。この前の学校祭では、ポストカードを買ってもらえたでしょ。そういう、「いっちー」のできることを、『ほしい』といってくれる人がいる。これが、役割であり、仕事なんだよね。
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このように、『やりたいこと』『できること』『ほしい(もとめられること)』の3つのバランスが、仕事なんだ。

中には、「やってみたいことがない」「僕には、できることがないって」いう人もいるよね。でも、車いすに乗れているだけでも、お仕事ってあるんだよ。
例えば、みんなは、車はすき?
車の燃料を入れる、ガソリンスタンドで、旗を振っている人をみたことない?
これって、宣伝だよね。お客さんにきてほしい。
みんなの車いすにも、同じように旗をつけたら、ガソリンスタンドで仕事ができるかもね。
仕事って、聞くと、むずかしいと感じていたかも知れないけど、こうした、自分のできることと、ほしいって言われたら、もう、お仕事なんだよね。

仕事って、お金をもらえることだけど、それだけじゃない。絵を描けるように、自分のできることを感じたり、そして、褒められたり、役にたったな。って、うれしく、楽しいことでもある。

コレスペってね。みんなのできることを増やしたり、みんなのできることを、「ほしい」っていってくれる人に結びつける、お世話をしているんだ。

さて、今回の講義はどうだったかな?

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