支援機器って、なにも障害者専用の道具ばかりをさすのではありません。
例えば、机一つも、その人にとっては、立派な支援機器に早変わりです(^_^)v
筋ジストロフィーの場合、手を挙げられない(机から離なせない:肩や肘の力が弱い)ため、食事摂取や、顔を洗うなどの、手を顔に、近づける動作の場合に、机を高くして工夫していることがあります。
一方で、あまり机が高すぎると、今度は机の上での腕を動かす範囲が制限されてしまいます。そのため、おかずがとりにくくなってしまうため、あらかじめ箸の届く範囲に副食のお皿をセットしてもらったり、回転テーブルにのせたりと工夫していることがあります。
これと同じように、パソコンのキーボード操作では、机が低いほうが操作がしやすいのですが、首の動きが制限されている場合には、手元が見えにくいため、モニタ画面の位置調整が必要になってきます。
このように、机の高さ一つで、活動性が変わってきます。病室場面では、電動ベッドの昇降機能を利用して、テーブルの高さを変えて、こうした活動の違い(食事やパソコン操作など)に対応しています。
みんなすごいですね。(*^_^*)