記事一覧

トップ > 2010年06月21日

なべちゃん、一人奮闘中

ファイル 895-1.jpg

八雲病院で、人気の「スティックホッケー(フロアホッケー)」
ですが。。

その特徴はいかに?と、我らが『なべちゃん』が自らの身体をつかって実験です!

スティックホッケーは、卓球の球ぐらいの大きさのボールを相手ゴールに多く入れたほうが勝ちといういたって、ルールは簡単な競技。

しかし、ここに来て大きな課題があることに気がつきました。
「下が、みえない。。。」

そうです!
坐位保持が困難になってくると、背もたれに寄りかかった姿勢になりますが、そうすると、スティックの先が見えない。ボールを見えるように、スティックを長くしてしまうと、今度は、回転半径がおおきく、周囲のプレイヤーにぶつかってしまう。。

どうやら、このスティックホッケーというスポーツでは、ボールを操る際に、スティックの先端でボールの位置を確認するという視認性が求められるようです。

確かに、ボールがみえなくても、ある程度、ボールの位置を予測してスティックを合わせることもできますが、そのぶん、ミスも多くなるようです。

ボールが見えるように、身体をおおきく前に倒した位置で車椅子の姿勢を調整したいとの要望も聞かれますが、そこは、身体の変形予防との相談も。。

そこで、なべちゃんには、自分たちが移動できて、競技性もあり、かつ、足下を覗かなくても楽しめる、新スポーツを考案してもらうようにお願いしておきました~。

なんかごりごり。

ファイル 894-1.jpgファイル 894-2.jpgファイル 894-3.jpg

今仙社の電動車椅子のミニジョイスティック。以前は、タカチのプラスチックケースを流用していましたが、現在は、型どりしたパッケージに収納されています。

しかし、本日一人の青年が。。
「なんか、ごりごりする~」との相談を抱え、OT室に。。

どうやら、ジョイスティックを傾けると、なぜかひっかかるとの話。
そこで、中をのぞいてみると。。。(注意!普通は覗かないように!)

ジョイスティックと外側のパッケージの部分に、ボールベアリングが4個ついており、滑りをよくしているようなのですが、このボールベアリングが、錆びていたよう。。

「汗っかきだからね~(笑)」

とりあえず、ボールを外して応急処置。

彼らの周りには、思わぬ、出来事がまっています。(*^_^*)