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3つのスイッチで車いす操作

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本日は、前々から頼まれていた電動車いす用の制御装置を試しました。
標準コントローラであるジョイスティックの操作が困難になると、スイッチでの車いす操作になります。
市販製品では、例えば今仙技術研究所の場合だと、1点入力・4点入力・8点入力のスイッチ入力のオプションがありますが、力の強さと動ける範囲が狭くなっている筋ジスでは、4点のスイッチさえも、獲得するのが現状です。

そのため、前・左・右用の3つのスイッチを使って電動車いす操作をしているかたがほとんどです。
コレスペメンバーの中の5・6人ほどのメンバーもすでに、スイッチ入力ユーザーですが、3つのスイッチで操作しています。

しかし、電源が切れなかったり、スピードが変えられなかったり、バックができないので「操作性」「安全性」「設置の手軽さ」からいえば、困っているようでした。
そこで、今回の制御装置の出番となるわけです。

仕様ですが、
3つのスイッチをそれぞれA.B.Cとして。

Cの長押しで、電源が入ります。

B+Cの2秒長押しで、モード切り替え。モードは、前進・後進・チルトモードの3種類。

B+Cの長押し5秒で電源が切れる仕組みになっています。

速度の切り替えは、B+C→Aをおしたとき。
2.5キロ→4.5キロ→6.0キロ→2.5キロと切り替わります。

また、緊急停止として、Aの前進スイッチが押しっぱなしになったときに、B+Cのスイッチの同時おしで、停止します。