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人と道具とコミュニケーション

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 アテトーゼ型の脳性マヒの生徒を担当する高等部の先生と、パソコン操作について学習会を行いました。「パソコンを使っていろいろなおもしろさを伝えたい!!」先生の思いをひしひしと受け止めながら、興味を引き出したあと、どのような展開があるのかを話し合いました。ついつい、目の前にあるおもしろい道具があれば、まず使ってみようとの話になりやすいものです。そこから何を引き出して繋げていくのか?生徒の可能性を広げるには?緊張が強い生徒が携帯電話なんか使えるはずがない!!でもそうでしょうか?そう思っているだけかもしれません。先生とお話させていただくと、ちょっとした気づきがたくさんあることに驚かされます。
  重度な生徒の場合、ついつい手元のスイッチに眼がいってしまいます。でも、そのときの、姿勢と目線、手の動きはどうなっているのでしょう?今回は、担当の生徒がどのようなバランスの上でスイッチを使おうとしているのかを、身をもって感じてもらうことから始めました。こればかりは、実際体験してみなくてはわかりません。”手をちょっと伸ばす””手元をみる”など、ちょっとしたアクションで倒れそうになり、姿勢が刻一刻と変化しているものであることを感じてもらいました。「バランスを取るだけで精一杯!!周りの声が聞こえなくなる。見え方が制限される。こりゃ大変だ。」などいろいろ感想をいただきました。
C組の先生、遅くまでありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

現場実習 3年B組 ○○先生!!

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 「君たちはくさったりんごじゃなーーい。」金八先生が懐かしく思えます。
2007年02月20日に、今度は高等部B組の生徒が現場実習に訪れました。今回は4名で、一つの名刺を完成させることを柱として、コレスペの活動を感じてもらうことを課題にしました。「仕事ってどう思う?」との問いに、はじめは戸惑いをみせていた彼らでしたが、「困っている人を助けたら”ありがとう”とお礼を言われたことってあるでしょ?それが、お金だったり、気持ちだったり。仕事って人とのつながりだと思う」との話に「ウンウン」と、興味をもってもらったようです。
 今回もう一つ柱に沿えたものがあります。”何を話してよいかわからない。話が続かなくて不安”とコミュニケーションに少なからず不安を抱いている彼らのようです。会話は、これから仕事や日常の介助を受ける上でも大切な技術です。そこで、実践で使えるコミュニケーション技術を伝授!!はじめは、最大限の緊張の面持ちでクラスメートと雑談を始めていましたが、「はなすことって、そんなに難しくないかも」と、少しは楽しめるようになったかな?22日の2回目の授業を楽しみにしています!!