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ザ・スイッチ-FILE01

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通常、スイッチの導入では、このような会話から進みます。
OT:「どうしたの?」
A :「ナースコールが押せなくなることがある。」
  「寝てしまうと、手から離れることがある。スイッチを押す時に手から離れてしまう。」
OT:「どうしてみたいとかはありますか?」
A :「Bくんが持っているような、平らなスイッチがいいな」
OT:「体位交換ではどう向くことがあるの?」
A :「右向き」
OT:「例えば、スイッチは、リモコンのように置いておくタイプなのか?手に装着するタイプなのか?」
A :「今使っているリモコンにスイッチってつけられる?」
OT :「それだと、24時間リモコンをずーっともっているから、リモコン星人になっちゃうよー(笑)」

と、このような漫才!?を盛り込まれながら話は進みますが、身体機能を評価することはもちろん大切ですが、どのように使いづらいと感じているのか?またどのようなことを対象者が気にかけているかを知ることが必要です。
今回は、隣人がカスタネット上のスイッチを利用しているのを気にかけていたので左手で操作してみることにしました。
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しかし、実際使ってみると、呼吸器にあわせて胸郭が上下してしま胸の上においてあるスイッチが間違って押してしまうことがわかりました。そこで、胸の動きに干渉しない工夫が必要です。現在きている学生さんが、このようなスイッチを考えていました。
側面にマイクロスイッチをとりつけて、小指で押す方法です。
ファイル 21-3.jpg
さて、結果はいかに。。。

パソコン活用インタビュー

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「あたりまえ科学研究所」の所長さんです。じっくりと研究所開店のために準備をしています。
さて、今回は現在の取り組みをちょっとだけ紹介。
みなさんは、筋ジスの彼らの何人がどれだけパソコンを使っていて、どれだけの方がどのような入力装置をつかっているかご存じですか?今回はインタービュー調査です。
実際に調査をしてみるといろいろなことがわかってきました。初めてパソコンを使ったのは学校の授業が多いこと。文字入力がしづらくなったときは、鉛筆や棒を使って工夫していることです。
ここで、なにより関心深かったのは、工夫に必要な情報を、周囲の友達や自分で考えた人が多かったこと。
これは、一番必要なときに、情報に出会えていなかったことを表していました。今回インタビューに協力してくれた方は口をそろえて、もっと早くにマウスの工夫などの情報に出会えていたらよかったと話されていました。
どうでしょうか?学校の授業など必要な学年のときにパソコンの工夫例というは学ぶ機会は作れないものでしょうか?