通常、スイッチの導入では、このような会話から進みます。
OT:「どうしたの?」
A :「ナースコールが押せなくなることがある。」
「寝てしまうと、手から離れることがある。スイッチを押す時に手から離れてしまう。」
OT:「どうしてみたいとかはありますか?」
A :「Bくんが持っているような、平らなスイッチがいいな」
OT:「体位交換ではどう向くことがあるの?」
A :「右向き」
OT:「例えば、スイッチは、リモコンのように置いておくタイプなのか?手に装着するタイプなのか?」
A :「今使っているリモコンにスイッチってつけられる?」
OT :「それだと、24時間リモコンをずーっともっているから、リモコン星人になっちゃうよー(笑)」
と、このような漫才!?を盛り込まれながら話は進みますが、身体機能を評価することはもちろん大切ですが、どのように使いづらいと感じているのか?またどのようなことを対象者が気にかけているかを知ることが必要です。
今回は、隣人がカスタネット上のスイッチを利用しているのを気にかけていたので左手で操作してみることにしました。
しかし、実際使ってみると、呼吸器にあわせて胸郭が上下してしま胸の上においてあるスイッチが間違って押してしまうことがわかりました。そこで、胸の動きに干渉しない工夫が必要です。現在きている学生さんが、このようなスイッチを考えていました。
側面にマイクロスイッチをとりつけて、小指で押す方法です。
さて、結果はいかに。。。