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トップ > 2007年10月27日

技術ボランティア

すでに、ボランティアという言葉が定着してきましたが、自分の持っている特定の技術を役立てたいという、目的指向型のボランティアが各地で行われているのをご存じですか?
障害者の技術支援の先駆けとなったのが、国立病院機構箱根病院を中心として今でも活動を続けている技術ボランティアグループです。
これは、まだインターネットが普及する前のパソコン通信が主流だった時代、NIFTYの障害者フォーラムの片隅から始まりました。95年1月にNHKスペシャルで「わが分身たち」という番組が放映されました。八雲でもおなじみの畠山卓朗先生が登場し、南九州病院の轟木さんの関わりを中心に、重い障害を持っていても、道具を上手く使うことで、活動範囲を広げられることが語られていました。この放映を前後して、各地で技術ボランティアのかけ声がかけられました。

自分の特技が誰かの役に立つかもしれない。
電子工作だけでなく、絵が得意、DJが好きなど、いろんな技術を待っている人たちがいます。
コレスペのコンセプトもまさに、得意をつなげるです。
ぜひぜひ、みなさんの得意(すき)をつなげるお手伝いをさせてください!!

ワンキーマウスを使いこなそう!!

キーボードやマウスが使えなくて困っていませんか?
マウスの代替製品としては、
・トラックボール
・トラックパッド
・タブレット
・ジョイスティックマウス
・トラックIR
などの製品がありますが、すべて、前後・左右と2軸の動きを必要とします。

そこで、1個のスイッチでもマウスを操作できる製品の登場です。今回紹介するのは、「ワンキーマウス」。
これは、魅惑の機器ルームるき(福士)さんの作品です。
もともと、畠山先生が、南九州病院の轟木さんとゆり電子が共同開発したMK1マウスの仕様を一部変更したものになります。

ワンキーマウスは、USB接続のため、OSに依存しなく、特別なソフトをインストールしなくても、すぐに使い出せる利点があります。また、マウスで可能なドラックや、クリック操作はすべて1個のスイッチで操作可能ですので、スクリーンキーボードをあわせてパソコンを操作しているかたが多いようです。

1個のスイッチでは、できなことも多いんでしょとお嘆きのかた。コレスペで活躍している作家人の多くが、ワンキーマウスのユーザーなんですよ。コレスペ(みんなの横顔)
一個のスイッチでも絵が描けます。DJだって可能なんです。
ものは試し、挑戦してみませんか?

環境制御装置の選び方

「テレビのリモコンが使いづらいので、工夫できないだろうか?」
そんな要望をかなえるのが、こころWEB(環境制御装置)です。

照明やエアコンなど、身の回りの電化製品を利用する場合で利用されているのが、アイホン製の環境制御装置ECSです。
また、「テレビのチャンネルだけでいいんだけど」と、幾つかのボタン操作のみでよい場合は、6万~12万円ほどの、ボランティアさんや、有限会社等から販売されているものがあります。最近では、テクノツールさんからの、なんでもIRが話題のようです。また、テレビトコールしまだ福祉用具研もあります。

また、ちょっとした工夫で可能な場合もあります。
ファイル 74-1.jpg
また、学習リモコンを使うことで、環境制御装置の製作も可能です。