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学校の講義にいってきました~。

今日は、札幌の作業療法の養成校の講義にいってきました。

作業療法にとって、必要な技術とは?

○○理論や、○○療法など、いろいろな技術があり、その数は年々増えつつあります。
若い新人のOTにとって、これからの技術を覚えるのに四苦八苦している反面、このツールをどうやって、患者さんに使おうかなと、ツールが先行してしまっている場面を見受けることもあります。
必要なことは、
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利用者が抱えている困難に対して、それが、どんな現象なのかと、これらのツールを使って読み解くことです。
こうして、見えてきた本質を再構成する一連のプロセスが支援そのものの技術となるのです。(分解と再構築 仮説と検証 評価と治療)

学生さんには、箸の持ち方で体験していただきました。

みなさんは、箸の持ち方を、どうやって、他の人に伝えますか?
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これは、外国の航空会社の箸袋についていた、挿絵です。
箸の持ち方が解説してありました。

学生さんには、二人ペアになって、非利き手で箸を持つという課題を提示しました。
自分たちが毎日行っている当たり前のことでも、こうしてみると、意外と伝えるのが難しい。四苦八苦していても、さすが、OTの卵。次々に、箸ってどうなんだろう?と、動作を分析し、指導方法を工夫していました。(*^_^*)

答えというものはありません。観察する力という創造性が大切です。