記事一覧

トップ > 2009年10月06日

卒業後。。。改め、『?』塾9回目(仮)

ファイル 674-1.jpg

今日のTくんとは、中邑先生の授業で思ったことを語りました。

ところで、印象に残ったことは?
T:「えっと、iPhoneのボタンがてこでできるんだなってことと、他の人に使ってもらっているのを観察すればよかったのかーってこと。あとは、自分も使う目的を考えていなかったということ。

そうだねー。目的は大事。この放課後塾の目的もあったよね。
T:「戦う男になってほしい」

だったね(^_^;)。さて、僕が印象に残ったのは、「ハングリーさを失った障害者」という言葉。どう思った?
T:「問題を解決して、もっとよくしていってほしいということ。」

うんだね。Tくんにとって、問題ってなに?
T:「?」
続きを読む

みやぴのファッションショー

ファイル 673-1.jpg

ただいま、車椅子を調整中のみやぴは、気になるお年頃(*^_^*)
調整が終わると、真っ先に全身が写せる、鏡の前に立ち、左・・右と、車椅子を回旋させてバランス具合をチェックしていました。

中邑先生の授業

ファイル 672-1.jpgファイル 672-2.jpg

引き続き、午後からは、学校でのiPhoneモニターのレポート評価の講義。

「2ヶ月間でのモニター評価で、このレポートの出来は残念でショックでした。」
との話で始まった講義。

レポート提出も、名無しのごんべいさんが多くいたことは論外として、使用時間が2~3時間というのは、いかがなものか?
機器が使いにくいものとしても、すぐに結論を出すには早計でなかったのでは??

講義は、次の項目をテーマにすすみました。

・目的を考えましたか?
・長い時間使ってみましたか?
・未来の生活を考えてみましたか?
・友人の利用を観察しましたか?
・工夫をしてみましたか?

「このモニターがどんな目的になったのか?考えてみましたか?」
聴講者の多くが、?。使ってみてと言われた、使ってみたくらいの感想でした。

これまでの2年間の講義が活かされていない。。。寂しさを感じつつもこの結果から何を気づいてほしいかの講義であったと思います。

施設という安全な環境だから、考える力がないのでは?○○くんには、荷が重かったかなと、支援者側から、聞こえてきた言葉ですが、結論づけるにはそれこそ、早計です。
これでは、在宅生活のほうが、自由があってすばらしいと、声を上げて連呼している団体となんら変わりはありません。
チャンスモデルで、伸びていくには、それまでの経験値の集合体です。
だから教育や支援が必要です。
私たち支援者は、何をしたのか?傍観者を気取っていなかったか?
生徒が評価されているのではなく、私たち支援者が評価されていることに、気づくべきだと思うのです。
一人一人が、何を教育しなければならないのか?私たち支援者が、中邑先生の講義から学べていなかったのではと本来は恥ずべきことなんだと感じます。

にんじん事件。。

ファイル 677-1.jpg

中邑先生の学校での講義の前に、こんな一幕がありました。。。

先日、中邑先生にメールを出した「よっしー」さん。ぜひ、自分も福祉機器の勉強をしてみたいとのこと。そこで、今回の講義に自分も参加したいと連絡したようです。

しかし、講義当日のその時間帯は、彼にとって、まだ昼食後のベッドの中。
よっしーさん曰く。。「うーーん。。。ぎりぎりかな?」

いったい、何がぎりぎりなのか?疑問が残りつつも、病棟スタッフのはからいで、12時30分に看護師さんが休憩に入って、人が少なくなる前に車椅子に移乗してしまおうとのことになりました。

しかし!
10分前になっていても、いつも通り、食事をしている『よっしー』。。。

「まだ、食べてたの?」
Y:「あっあ。。。」
Nrs:「にんじん食べる?」
Y:「はい。」「パクっ」

「おいおい(-_-;)」
「時間がないっていってたでしょー。(~o~)」

Nrs:「ヨーグルトはどうされますか?」
Y:「あっ。。。あー。」
Nrs:「冷蔵庫にいれて、夕食後に食べますか?」
Y:「あ・。はい」

「あたりまえでしょー。」(-_-;)
Nrs:「はみがきと、おしっこはどうされますか?」
Y:「(@_@)」

このようなやりとりが続きましたが、無事、中邑先生の講義には間に合い、今後の自分の目標もたてることが出来たようです。

時間を自分のものにする!

優先順位をつけながら自分の時間を再構成していく。ごく当たり前のことが気づかなかったりするようです。
現在、東大研と一緒に仕事をしたいと、準備を進めている『よっしー』さんでした。

iPhone3Gモニター

ファイル 671-1.jpgファイル 671-2.jpg

SOFTBANKの梅原さんと、東京大学先端科学技術センターの中邑先生が来訪!
今回は、養護学校での講義と、iPhone3Gの活用方法の調査。

ホームボタンの押しづらさも、特別なスイッチの工夫をしなくても、ちょっとした『てこ』を用いることで出来てしまう。こんな意見を交わしながら、筋ジスの彼らがどんなところが使いにくいのか?どんな活用ができるのか、時間を共有できました。

今回参加してくれたのは、「えと&なべ」。いずれも、この1年間東大研究の一員として谷あり山ありでも継続してこれました。みなさんに感謝ですね。

ちょっとした工夫

ファイル 670-1.jpg

ベッドから車椅子へ移乗(移る)する際に、介護者は、気をつけているのですが、自分で手が支えられないと、落ちてしまい怪我をする場合があります。
そこで、一工夫。
ヘアーバンドを手首にかけてあげるだけど、手がすり抜けずに移乗がしやすくなるとのこと。お母さんが教えてくれました(*^_^*)
コツは、あまりゴムがきつくないものがよいそうです。